歯学部概要

ごあいさつ

鹿児島大学歯学部長 宮脇 正一
鹿児島大学歯学部長
宮脇 正一

 鹿児島大学歯学部は、昭和52年(1977年)に鹿児島のシンボルである桜島や鹿児島市街を一望できる桜ヶ丘キャンパスに設置され、来年創立40周年を迎えます。これまで11校ある国立大学歯学部の1つとして、南九州の歯学に関する教育・研究・臨床の拠点の役割を果たしつつ発展してきました。
 教育は、明治維新で活躍した薩摩の先人たちの意志を受け継いで、困難な課題に果敢に挑戦する鹿児島大学の「進取の精神」を基本に、鹿児島大学歯学部の「歯科医療人である前に良識豊かな人間であれ」という理念の下に実践しています。その一環として,離島・へき地医療を支える人材や国際社会で活躍しうる人材を育成するため、離島歯科巡回診療同行実習や海外研修等も行ってきました。
 研究に関しては、口腔疾患と全身疾患との関連性や口腔・顎顔面領域の再生医療に関する研究等で世界をリードしています。
 診療に関しては、口唇口蓋裂等の先天性疾患に対応する包括的医療、多職種連携による障がい児•者の口腔管理、口腔癌の早期発見・治療と機能的再建、口腔インプラント、歯周再生治療、歯科矯正用アンカースクリューなど、我が国でも有数の高度な歯科医療を南九州の拠点として展開しており、各領域の認定医や専門医の研修機関にもなっています。さらに、可能な限り削る量を減らして歯や神経を残す保存・補綴治療や、超高齢社会に対応するべく多職種連携を念頭においた活動にも力を入れています。
 鹿児島大学歯学部には、「学生ゼミ」と呼ばれているユニークな制度があります。これは、各々の学生さんが興味を持った学問分野を自主的に学ぶ教育制度で、通常の授業では学べない最新の知識などを深く学び、早い段階から研究を行うことにより、自らの可能性を発見する利点があります。また、課外活動では、医学部との交流やサークル活動に加え、歯学部内の親睦行事である駅伝大会やバドミントン大会などに参加することで、学生と教職員間の親交を深めています。このようなイベントは、鹿児島大学歯学部独自のもので、授業以外の場でも、学生が教授を含む教員らと切磋琢磨することで、豊かな人間性・倫理観ならびに基礎力などを学ぶ良い機会になっています。
 鹿児島大学歯学部では、先進的な臨床教育の充実を目指すと同時に,現在、学部と大学院博士課程とが連結した新たな教育制度も策定しています。研究者や専門医に憧れている方、地域や国際社会で活躍することを夢見るチャレンジ精神旺盛な方、豊かな人間性や困難を乗り越える力など社会人としての基礎力をしっかりと身につけたい方、全身を含む幅広い知識を有する歯科医師になりたい方は、進取の気風にあふれ、先進的かつユニークな教育・研究・臨床を実践している鹿児島大学歯学部への入学をお勧めします。