鹿児島大学歯学部歯学部講義実習棟

ご寄附は、学⽣研究発表⽀援事業、⻭系研究者科学研究費助成事業応募⽀援事業、学⽣教育の質保証、学⽣の⽣活環境の整備への⽀援を中⼼に活⽤させていただいております。

⿅児島⼤学⻭学部基⾦は、2016年10⽉に設置して以降、学⽣の修学活動や研究発表のチャレンジを、皆さまに後押ししていただきました。⿅児島⼤学⻭学部は、これからも、すべての学⽣が質の⾼い教育・研究環境のもとで、世界的視野をもって未来を切り拓く⼒を獲得するための⽀援を続けます。

学生研究発表支援事業

⿅児島⼤学⻭学部が教育⽬標として掲げている「国際社会においても卓越した貢献をなしうる⻭科医師及び⻭科医学教育者・研究者の育成」を達成する取組みの⼀環として、学⽣の学会発表を⽀援し、研究活動の促進とリサーチマインドを向上させることを⽬的としています。

[⽀援⼈数累計:13名]

⻭系研究者科学研究費
助成事業応募⽀援事業

研究⽀援を必要とする教員に対して、外部資⾦の獲得につなげるために、研究費の助成⽀援を⾏うことで、チャレンジする意欲を⾼め、⻭学部全体の外部資⾦の採択数・採択率を向上させることを⽬的としています。

[⽀援⼈数累計:11名]

⻭学部教育評価の
受審料の⽀援

2022年度に公益財団法⼈ ⼤学基準協会(JUAA)による⻭学教育評価を受審し、⿅児島⼤学⻭学部の教育プログラムが⾼く評価され、評価開始初年度に基準適合として認定を受けました。これからも⿅児島⼤学⻭学部では、質の⾼い教育を学⽣に提供していきます。

歯学部基金受入状況 (2025年2月時点)
2016年10⽉設置以降、計113件・10,126,000円のご寄附を受け⼊れました。
法人・団体
10
2,980,000
卒業生・同窓会
10
1,380,000
教職員(退職者含む)
32
1,406,000
その他(保証人等)
61
4,360,000

研究発表⽀援事業

⼭⽥ 琳乃 さん(⻭学部4年): ⽇本公衆衛⽣学会での発表

このたび、初めて学会で発表する機会をいただき、緊張しながらも⼤変貴重な経験になりました。⽀援してくださった⼤学や先⽣⽅に⼼より感謝申し上げます。

私は⻭学部⽣を対象としたコロナの罹患率と⼝腔清掃⾏動、コロナ禍の⻭の審美性に対する意識の変化に関する研究のポスター発表を⾏いました。⻭科に関する研究を発表する中で、資料作りや発表の練習に苦労しましたが、実際の発表を終えて、参加者の⽅々からの質問や意⾒を受け、⾃分の研究がより深まったように感じました。また、⻭科だけではなく保健活動や医療・介護事業やコロナに関する研究など、幅広い研究内容を⾒学でき、学びが増えました。

この学会発表は、苦労した場⾯も多くありましたが、ともに研究をしてくれた仲間や先⽣⽅のご尽⼒のおかげで、とても楽しくてやりがいのあるすばらしい経験になりました。これからもこの貴重な経験をもとに更なる学習をし、臨床医、研究者としての成⻑をしていきたいと思います。この場をお借りして改めて⼤学関係者の皆様に感謝申し上げます。

瀬古 えれん さん(⻭学部4年): ⽇本公衆衛⽣学会での発表

このたび、⼤学の⽀援をいただき、公衆衛⽣学会で発表する貴重な機会を得ることができました。⼼より感謝申し上げます。

学会では、⾃分の研究について発表し、専⾨家の⽅々から貴重な意⾒をいただき、研究の⽅向性や⽅法についてさらに深く考えることができました。また、他の研究者の発表を聴くことで、公衆衛⽣学の分野の広がりや新たな視点に触れることができ、学問の奥深さを再確認しました。⾃⾝が考慮していなかった視点からの意⾒は⾮常に有益で、研究について新たな⽅向性を⾒出すことができました。これにより、今後の研究をさらに深めるためのヒントを得ることができたと感じています。

新しい技術の動向や他分野との融合の可能性について知ることで、今後の研究がより幅広い分野と関連し、社会に与える影響も⼤きいことを認識しました。このような学際的な視点を持つことの重要性を再確認し、今後は⾃分の研究がどのように社会に貢献できるのかを考えながら取り組んでいきたいと思います。

⼤学からの指導やサポートにより、発表準備をしっかり進めることができました。特に、プレゼンテーション技術や発表資料の作成に関していただいたアドバイスは、⾮常に役⽴ちました。また、研究のデータ整理や発表時の落ち着きについても、⾃分のスキルアップに繋がったと感じています。

今回の学会発表を通じて、学習を深めることの重要性を改めて認識しました。この場をお借りして、改めて⼤学関係者の皆様に感謝の意を表します。

小島 言光 さん(⻭学部4年): 日本歯科医学教育学会での発表

このたび、⼤学のご⽀援を受けて学会発表の機会を得ることができ、⼤変貴重な経験をさせていただきました。⼼より感謝申し上げます。

⽇本⻭科医学教育学会は、⻭科医学教育を総合的に研究して具体的施策を提⾔することを⽬的とした学会で、他の⻭学の専⾨学会とは違い、様々な科の先⽣⽅が、次世代の⻭科医師育成の為にどのような授業や実習を⾏うのが効果的であるかを熱意を持って発表しており、今実際にその創意⼯夫を凝らした教育を受けている私としても周りの学⽣と切磋琢磨する上で参考にすべきと思う内容が多々ありました。

ポスター発表を⾏った際には、⾃分の研究内容や考えをわかりやすく聞き⼿に伝えることの⼤切さや難しさを改めて痛感しました。また、他⼤学の学⽣さんたちがそれぞれ向上⼼をもって真摯に研究を⾏ってきた成果を間近で聞くことで、本⼤会のテーマである「⽇本⻭科医学教育共創の未来」の通り、ただ教育を受けるだけではなく、互いに違う視点や考え⽅、効果的な学習⽅法等を共有することができました。これらの経験を通じて、⻭科医学教育の基盤を学⽣同⼠で共に創っていく意識が芽⽣え、⾃分も更に研鑽を積んでいきたいという強い意欲が湧きました。

今後も、学びを深めつつ、より良い成果を⽣み出せるよう努⼒を続けてまいります。この場をお借りして、改めて⼤学関係者の皆様に感謝申し上げます。

直山 俊介 さん(⻭学部4年): ⽇本癌学会での発表

このたび、⼤学のご⽀援を受けて学会発表に参加する機会を得ることができ、貴重な体験をすることができました。⼼より感謝申し上げます。

学会発表では、以前から⾏なっていた病理学の研究の延⻑線として、⼝腔がんに関わる遺伝⼦について研究内容を発表させていただきました。発表が終わり、様々な教授⽅から質問やご意⾒をいただきました。⾃分のしている研究と同内容の研究をしている教授から、研究内容について⾔及され、今まで研究してきたことを伝えられた⼀⽅でまだまだ⾃分の研究が未熟であることを実感させられました。また、他分野の研究をされている教授からも質問を受けたことや、学会内で様々ながんの研究をされている研究者達の発表内容を聴いたことが、とても刺激となり有意義な時間を過ごすことができました。また、本学会に参加したことで、がんの研究に対する意欲も⾼まり、将来的にがん治療の研究者の⼀員として活躍したいと考えるようになりました。

⽇頃の⼤学での指導員のサポートのおかげで発表準備が円滑に進み忙しい学校⽣活の中でも効率よく⾏動することができました。今後とも、学校⽣活はもちろんのこと、研究など様々な学びに対してより意欲的に取り組み、成果を残していきたいと考えております。この場をお借りして改めて⼤学関係者の皆様に感謝申し上げます。

鈴木 豊俊 さん(⻭学部3年): 国際⻭科研究学会⽇本部会(JADR)および⽇本⻭科理⼯学会九州地⽅会での発表

令和6年度に⻭学部学⽣研究発表⽀援を受け、国際⻭科研究学会⽇本部会(JADR)および⽇本⻭科理⼯学会九州地⽅会にて発表する機会をいただきました。他学部には無い⻭学部独⾃の⽀援事業を通じて、このような貴重な経験を得ることができたこと、⼼より感謝申し上げます。

JADR では国内の⼤学のみならず、台湾や東南アジア地域等の⼤学の先⽣⽅や院⽣の先⽣⽅から多岐にわたるアドバイスや今後の研究活動に関する助⾔を頂戴しました。また、私の発表分野である⻭科材料に限らず、様々な分野の研究内容についてご教⽰いただき、視野を広げる貴重な機会となりました。他⼤学の学部⽣とお互いの研究内容について議論することができたことも、⾮常に貴重な経験となりました。⻭科理⼯学会九州地⽅会では同じ九州ブロックの先⽣⽅の研究内容に触れることができ、次世代の⻭科医療を⽀える、最新の⻭科材料研究の⼀端を学ぶことができました。

末筆ではございますが、本⽀援事業を通じて発表の機会を得られたことを深く感謝申し上げます。今後もより⼀層勉学に励み、⾃らの研究内容がいずれ臨床現場に貢献できるように努めてまいります。

⽥村 和輝 さん(⻭学部4年): 国際⻭科研究学会⽇本部会(JADR)での発表

このたび、⼤学のご⽀援を賜り、学会発表の機会を得ることができ、⼤変貴重な経験をさせていただきました。⼼より感謝申し上げます。

今回の学会で賞をいただくことができましたのは、後藤教授をはじめ、⻭科機能形態学の倉本先⽣、そして分⼦⼝腔病理学の嶋先⽣のご指導と励ましのおかげであり、⼼から感謝しております。

また、学⽣⽀援係の皆様からの⼿厚いサポートのおかげで、提出書類の準備などもスムーズに進められ、⼾惑うことなく学会に臨むことができました。深く感謝しております。

今回、学⽣研究発表⽀援事業により⻭学部基⾦からご⽀援いただき、JADR で発表するという貴重な機会をいただきました。この経験は、私の今後の⼈⽣に⼤きな影響を与えるものとなりました。また、学会を通じて出会った学⽣たちと切磋琢磨する中で、新たな⽬標ができ、次のステップに向けてさらなる励みとなりました。

これからも現状に満⾜することなく、引き続き努⼒を重ねてまいります。改めて、ご⽀援いただきました⼤学関係者の皆様に⼼より感謝申し上げます。

⻭系研究者科学研究費助成事業応募⽀援事業

岩下 洋一朗(歯学教育学分野 助教): 遠隔医療⾯接におけるバーチャル模擬患者システムの構築

医療コミュニケーション教育における⾯接の学習は重要です。これまで模擬患者による⾯接演習・試験は対⾯で⾏ってきましたが、最近のコロナ禍で遠隔⾯接が⾏われるようになってきました。そこでアバターを⽤いたバーチャル模擬患者システムの構築を提案しました。⼤学からの研究費⽀援を受けたことで、⻭科医学教育学会に参加して研究発表や最新情報の収集を⾏い、必要なデータ収集・整理を進めることができました。残念ながら科研費申請は不採択になりました。研究の重要性と可能性を広く伝えることが不⼗分だったようです。これからこれまでのデータをまとめ、発表していきたいと考えております。⼤学の⽀援があったからこそ、このような成果を⽣み出すことができたと深く感謝しております。今後も、より良い成果を社会に還元できるよう努めてまいります。

上栗 裕平(⼝腔顎顔⾯外科学分野 助教): 新規ニューラルネットワークを応⽤した⼝蓋裂⾔語治療の遠隔評価・訓練システムの構築

⼤学からの研究費⽀援を受けたことで、研究テーマに対する研究環境を整え、前研究を進めることができました。具体的には「⼝蓋裂術後の⾔語成績」について現状のまとめと問題点の抽出を⾏い、学会発表できました。特に第48回⽇本⼝蓋裂学会総会・学術集会で報告し、「優秀ポスター賞」をいただくことができました。

現在、このような研究テーマに対する前段階の研究結果をまとめ、論⽂執筆に努めており、ここでも研究費を活⽤させていただいております。また何より今回、令和7 年度からの科研費が採択され、外部資⾦獲得につなげることができました。

⼤学の⽀援があったからこそ、このような成果を⽣み出すことができたと深く感謝しております。今後も研究活動に邁進し、より良い成果を社会に還元できるよう努めてまいります。

三浦 滉毅(⻭科保存学分野 助教): 新規抗菌⻭科材料の開発に向けた基盤構築

⼤学からの研究費⽀援を受けたことで、予定していた実験の器具を購⼊でき、コロニーカウント、吸光度測定蛍光染⾊を⾏い、抗菌材料の分⼦量や濃度がC.albicans に対する抗菌活性に及ぼす影響を明らかにするデータを収集することができました。また、抗菌材料のC.albicans に対する作⽤機序に関して、ATP や活性酸素種、薬剤耐性遺伝⼦それぞれの発現量をルシフェラーゼ発光法やリアルタイムPCR 法にて明らかにしました。

これらの成果をまとめ、2024 年11 ⽉30 ⽇から12 ⽉1 ⽇にかけて開催された第43 回接着⻭学会学術⼤会における学会発表や、英語論⽂を作成しDental material Journal への論⽂投稿を⾏うことができ、さらなる研究実績を積むことができました。

以上のように抗菌材料の性質を明らかにできたのも⼤学の⽀援があったからこそであり、このような成果を⽣み出すことができたことを深く感謝しております。今後は今回の実験データを基に、使⽤する抗菌材料を絞り込み、それらを洗⼝剤、充填剤などの既存の⻭科材料に混和し、物性を維持しながら、より抗菌活性が強く、より抗菌スペクトラムの広い新規抗菌⻭科材料の開発の研究活動に邁進し、より良い成果を社会に還元できるよう努めてまいります。

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