医局員紹介
講師 石畑 清秀 Kiyohide ISHIHATA mail
生 年 |
1973 年 | |
就任年月 |
2006年4月 | |
最終学歴 |
鹿児島大学大学院歯学研究科博士課程 2003年3月修了 |
|
学 位 |
博士(歯学)・鹿児島大学・2003年3月 | |
所属学会 |
日本口腔外科学会 日本口腔科学会 日本口蓋裂学会 日本顎変形症学会 日本有病者歯科医療学会 日本インプラント学会 日本集中治療学会 |
|
専門分野 |
口腔外科学、顎顔面奇形 | |
研究テーマ |
○顎骨骨髄炎発症メカニズム ○歯原性上皮細胞の感染防御メカニズム解明に関する研究 ○顔面非対称患者顔面の三次元形態分析 |
|
キーワード |
顎顔面形態学、三次元分析、顎変形症、エンドトキシン、顎骨嚢胞、歯原性上皮細胞 | |
研究業績 |
●Assessment of postoperative complications using E-PASS and APACHE II in patients undergoing oral and maxillofacial surgery,Patient Safety in Surgery,pp1-14(2018) ●歯性感染病巣における上皮形成の意義,ニューサイエンス社,月間「細胞」537-541頁(2018) ●Comparison of Postoperative Stability and Complications Following Orthogenetic Surgery between Patients with Skeletal Class III Deformity with/without Cleft Lip and Palate,ORAL HEALTH AND DENTAL MANAGEMENT pp1-9 (2017)(共著) ● 小児口腔外科手術の周術期管理.日本口腔外科学会雑誌 pp2-10(2016)(共著) ● Vascular endothelial growth factor-C induces osteogenic differentiation of human mesenchymal stem cells through the ERK and RUNX2 pathway Biochemical and Biophysical Research Communications pp710-718 (2016)(共著) ● Snail1 expression in human colon cancer DLD-1 cells confers invasive properties without N-cadherin expression. Biochemistry and Biophysics Reports Biochemistry and Biophysics Reports pp120-126 (2016)(共著) ● エナメル上皮腫に対する顎骨切除・腸骨移植による下顎骨再建後に下顎骨後方移動術を行った1例. 日本顎変形症学会雑誌.Pp220-227 (2016)(共著). ● Preliminary analysis of the 3-dimensional morphology of the upper lip configuration at the completion of facial expressions in healthy japanese young adults and patients with cleft lip. Journal of Oral and Maxillofacial Surgery pp.1834-1846 (2016) (共著) ● Modified Le Fort 1 Osteotomy for patient with severe facial asymmetry and abnormal paranasal sinuses. Oral Science in japan. pp.75-77 (2014) ● Expression Of Antimicrobial Peptides And E-Cadherin In Periapical lesions. Oral Science International, Pp.1-7, 2013. ● Newly Developed Endotoxin Measurement Method (The Endotoxin Activity Assay) May Reflect The Severity Of Sepsis. Open Journal Pathology, Vol.3, No.1, 2013. ● 口腔外科手術周術期におけるエンドトキシン活性値の検討., 日本口腔外科学会誌, Vol.57, No.12, Pp.650-657, 2011. ● Three-Dimensional Analyses Of Facial Soft Tissue Configuration Of Japanese Females With Jaw Deformity-A Trial Of Polygonal View Of Facial Soft Tissue Deformity In Orthognathic Patients -, J Cranio-Maxillofacial Surgery, 2011. ● オトガイ神経知覚異常回避のために下顎智歯2回法抜歯の臨床的検討, 日本口腔科学会雑誌, Vol.60, No.4, Pp.317-324, 2011. ● 上顎歯槽部歯槽骨骨折後の著しい歯槽骨萎縮に対して口蓋法による歯槽骨延長術を施行した1例.日口外誌55(6): 310-314, 2009. ● 当科開設後24年間の顎矯正手術症例の臨床統計的観察.日顎変形誌.17. 200-205,2007. ● 顔面非対称患者顔面の三次元形態分析.日本口腔科学会雑誌.52(3)109〜123, 2003. |
|
研究内容 |
研究活動は、主として歯原性上皮細胞の感染防御メカニズム解明と顎変形症患者顔面の三次元形態分析に関する研究を行っている。 歯原性上皮細胞に関する研究では,残遺歯原性上皮に由来する疾患の一つである歯根嚢胞ならびに残遺歯原性上皮由来細胞を用いて,残遺歯原性上皮の増殖に起因する疾患の発症機序,増殖機構を解明することに努めている。特に,細菌感染時の歯原性上皮細胞と炎症性反応物質ならびに抗菌ペプチド発現の関連に着目し,免疫組織学的・分子生物学的観点から,歯原性上皮細胞増殖様式を解明し,歯原性上皮細胞増殖疾患の新たな治療法確立の鍵を見出そうとしている。さらに、最近では、感染・炎症波及の視点を顎骨へ広げ、骨吸収像と骨硬化像が混在する独特な臨床像を呈する顎骨骨髄炎発症に関わるメカニズムを解明する研究に携わっている。 顎変形症患者顔面の三次元形態分析では,特に顔面非対称を伴う顎変形症患者の顎矯正手術前後の顔面三次元形態変化を分析し,報告してきた。 近年は,CTによる骨形態と従来用いている顔面軟組織形態の統合を図り,顎矯正手術による骨形態の変化を基に,新たな術後顔面形態予測シュミレーションシステムを確立することに務めている。 また,臨床面に関しては,鹿児島大学病院集中治療部にて約1年半,術後全身管理の研修を行う機会を得,集中治療部医師の指導の下,外科領域でも管理の困難な心臓血管外科や消化器外科の術後管理の経験をした。 |
|
受賞歴 |
日本口腔科学会奨励賞 2004年5月 日本口腔科学会学会賞優秀論文賞 2014年5月 |
|
資格等 |
●日本口腔外科学会指導医(第1124号)・専門医(第1931号) ●日本口腔科学会認定医 ●がん緩和ケア研修修了医 ●AHA BLSプロバイダー修了医 ●AHA ACLSプロバイダー修了医 ●口唇・舌感覚異常判定認定医 |
|
社会連携活動 |
●SamuelJ. Moeda Lantma IVl病院口唇口蓋裂ボランティア手術活動・技術移転 2018年11月 ●インプラント治療における骨増生ITI Study Club 南九州研修会 2016年7月 ●インドネシア、ハラパンキタ小児女性病院口唇口蓋裂センターでの技術移転 2012年2月 ●エチオピアYekatit 第2病院海外ボランティア手術 2011年1月 ●第10回 鹿児島集中治療研究会 教育セミナー講演 2007年11月 |