診療理念
口腔顎顔面外科 科長 中 村 典 史
鹿児島大学口腔顎顔面外科は、昭和56年の当科開設以来、口唇口蓋裂、舌癌・歯肉癌などの口腔悪性腫瘍、顎変形症、顎骨嚢胞、顔面外傷、歯性感染症などの口腔顎顔面領域の疾患全般に亘って 地域の歯科口腔外科医療を支える中核医療機関として発展してきました。その中で、口唇口蓋裂診療では、専門医療チームによる一貫治療を実践するわが国屈指の口唇口蓋裂診療センターの1つとして広く認められています。現在では同様に、口腔癌、顎変形症、摂食・嚥下障害、口腔顔面慢性疼痛の領域においても専門診療班を編成し、鹿児島大学病院の他の診療科と連携した専門外来を設けて、高度な知識と技術を要する熟練したスタッフによる診療を実践しています。
われわれは、常に患者さん本位の原点に立ち、地域社会の中核医療機関として質の高い医療を提供し、高度医療機関としての役割りを果たすという鹿児島大学病院の基本理念に則り、当科を訪れる患者さんに安心と納得がいただける医療を提供することを基本方針としています。また、そのために、われわれスタッフ一同は、長い年月に蓄積してきた多くの臨床経験と基礎・臨床研究に基づく理論的背景に裏付けされた最
良の医療を提供することを心掛け、熱意をもって診療・研究に従事しております。
当科の外来診察日は、新患日は毎週火曜と水曜、および第1・3・5週の金曜日であります。外来では、午前中は主に初診患者と再来患者の診療を、午後は外来小手術を行っております。私たちの大切な個性を表現する顔やあごの病気に悩まれている方、
また、日々食事のたびにお口の痛みで苦しみを感じておられる方がありましたら、専門スタッフが温かく対応しますので、お気兼ねなくご相談下さい。