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医局員紹介


出向(やまびこ医療福祉センター) 田中荘子 Shoko TANAKA      


生  年
1984年
入学年月
2012年4月
最終学歴
鹿児島大学歯学部
所属学会
日本口腔外科学会
日本口腔インプラント学会
専門分野
口腔顎顔面外科学
研究テーマ
○歯性感染症における歯原性細胞の生体防御機構解明に関する研究
○細胞接着と上皮間葉移行(EMT)/間葉上皮移行(MET)に関わる研究
キーワード
歯性感染症、歯根嚢胞、歯根肉芽腫、生体防御バリア,細胞接着,上皮間葉移行(EMT),間葉上皮移行(MET)
研究内容
  歯性感染症の代表的なものとして歯根嚢胞があり、歯根嚢胞は歯を喪失する大きな原因のひとつとなっています。これまで単なる疾病のひとつと考えられていた歯根嚢胞を、その上皮が感染波及を阻止するバリアの役目を果たしていると捉え、生体防御のメカニズムを解明することがこの研究の目的です。歯の根元にもとから存在する上皮細胞が嚢胞上皮を形成するいうのがこれまでの有力説ですが、そこに何らかの形で間葉上皮移行(MET)が関わっているのではないかという仮説をうちたて、研究を開始しました。歯原性上皮細胞やその他の細胞も用いて、最終的には嚢胞上皮形成メカニズムを検証していきたいと考えています。
 基礎研究は結果が出るまでに幾多の苦難が待ち受けています。平坦な道ばかりではありませんが、その過程において論理的な考え方や不屈の精神などを養うことができると思います。この研究の成果がいつか,歯を失わない未来へとつながっていけるよう、精進したいと思います。
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