下顎骨辺縁切除に起因する下顎骨の歪みに対して支台装置に可動性を付与した顎義歯症例
西 恭宏 医歯学総合研究科 口腔顎顔面補綴学分野 |
学会名: 第129回日本補綴歯科学会学術大会 |
受賞年月日: 2021年6月20日 |
概要
骨肉腫により下顎骨前歯部を大きく切除され,口の開け閉めで下顎の骨が歪んでしまい義歯が固定できない症例に,特別な工夫をした義歯を製作し良好に使用できた報告に対し受賞しました。その義歯は天然歯との連結に可動性を持たすことで下顎骨の歪みに対応させ,またその構造から義歯の清掃が難しくなることに対して,義歯が分割できる仕組みの考案と超音波洗浄器の併用で,義歯の清掃が容易となり衛生的な使用が可能でした。