アウトカム基盤型教育
学習成果(アウトカム)に基づく教育カリキュラムの導入
これまでの鹿児島大学歯学部の教育カリキュラムは、1977年の学部設置以来一貫して、歯科医師に必要な能力の修得を目指し、基盤となる基礎系、臨床系、社会系科目とともに、各時代の要請に応じて多様な統合系科目や実習等を設置し、実施してきました。
これらを踏まえ、この度、本学部では、6年間の学部教育において最終的に到達する目標としての学習成果(アウトカム)を明確に示し、大学入学時から一貫して目標に近づくために、能力の修得レベルに合わせて段階的に学習可能な教育カリキュラムを構築しました。
ステップ1 入学時〜2年生 歯科医学および医療を学ぶための基盤形成
ステップ2 3年生〜4年生 実践能力を身につけるための基盤の修得
ステップ3 5年生〜6年生 歯学生としての基本的実践能力の修得
6年間を通じて開講されるすべての科目は、科目間の横のつながりを密接に持つとともに、能力の発達段階に応じた順次性に配慮して設置されています。加えて、全国の歯学部で教育を行うことが指示されている「歯学教育モデル・コア・カリキュラム」を網羅しています。この様な体系的な教育カリキュラムにより学生は、一つ一つの能力を個々の学習スタイルに応じて少しずつ伸ばしながら、6年間かけて、歯科医師として身につけておかねばならない、基盤となる能力を修得することが可能となります。