優れた歯学研究者・歯科医療人の育成を目的に組織されている先端歯学国際教育研究ネットワーク※に属する各大学から1名ずつ選抜された、卓越した能力を持つ大学院生による研究発表会「第16回先端歯学スクール」が令和3年8月23日にオンライン開催されました(開催校:大阪大学大学院歯学研究科)。12校の代表の中から、本学医歯学総合研究科博士課程4年の 小栁 江梨子 さん(口腔生理学分野)が最優秀賞を受賞しました。演題は「マウス味蕾におけるⅡ型・Ⅲ型の細胞構成およびNCAMの発現」で、味覚のセンサーである味蕾の細胞の発生・分化に関する定説を覆す研究成果についての発表でした。私はその発表の座長を務めましたが、発表スライドは理解し易くまとめられており、また難しい質問に対してしっかり回答していました。写真は9月15日に学内で行われた表彰状・副賞の贈呈式の様子です。

「先端歯学スクール」における本学代表者の受賞は第9回(平成24年、最優秀賞)、第15回(令和元年、優秀賞)に続き3回目です。「先端歯学スクール」の発表者は、その前年度開催の本学口腔先端科学教育研究センター主催「歯系研究発表会」の受賞者から選出しています。

(西村 正宏 歯学部長・医歯学総合研究科教授)

※全ての国公立大学歯学部と一部の私立大学歯学部、歯科医学研究を行っているその他の大学(東京大学)・研究機関、関連学会等から構成されています。

西村歯学部長から表彰状の授与西村歯学部長と記念撮影

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