最終更新日: 2005/3/17
W.少し高度なネットワーク情報


■W-1. 学内ネットワークの種類

鹿児島大学の学内ネットワークにはセキュリティポリシーの異なる3つのネットワークがあります。すなわち、グローバルネットワーク、プライベートネットワーク、セキュリティネットワークです。いずれも学内固有に使われている用語です。

1) グローバルネットワーク: 外部(インターネット)に開放されているネットワークです。不正アクセスに利用される一部のTCPポートとUDPポートのみが遮断されています。163系統のIPが振られます。

2) プライベートネットワーク: 内部から外部への通信は自由ですが、外部から内部への直接の通信はすべて遮断されており、いわゆる「外からは見えない」ネッ トワークです。インターネットとの通信はNAPTという仕組みを利用してアドレス・ポート変換が行われています。GIGA系KNITを指して使われる場合があります。172系統のIPが振られます。

グローバルネットワークとセキュリティネットワークへの通信にはアドレス変換を行わず、直接通信を行っています。しかし、グローバルネットワークとセキュ リティネットワークからプライベートネットワークへのTCPはできません。なお、UDPに関しては学内の通信に制限はありません。グローバルネットワーク からプライベートネットワークへの通信も可能です。

3) セキュリティネットワーク: 基本的にインターネットとは遮断されているネットワークで、WWW、FTP、POP3など一般的に利用されるTCPポートとUDPポートのみが開放されています。病院の中で利用されています。


■W-2.GIGA系KNITとは

KNITとは、鹿児島大学のキャンパス情報ネットワークの愛称です。これまで3度の全学的な敷設が行われており、それぞれでプロトコルが異なるため、 FDDI系KNIT、ATM系KNIT、GIGA系KNITと便宜的に呼称されます。すなわち敷設時期による分類 といってよいでしょう。

1) FDDI系KNIT: 平成6年敷設。機器老朽化のため撤去・廃棄され、現在は存在していません。ただし、一部の部局では、FDDI系KNITで使われていた10Base-5の情報コンセントを GIGA系KNITに接続して使えるようにしており、これを「旧FDDI系KNIT」と呼んでいます。ラベルはなく、SF030-03-011 などと番号が振られていました。

2) ATM系KNIT: 平成8年敷設。機器老朽化のため、桜ヶ丘キャンパスと下荒田キャンパスについては基幹機器のすべてがすでに撤去されています。また、 支線機器の更新も終了しており、残っている支線機器は、GIGA系KNITに接続して、主としてグローバルネットワークとして運用されています。情報コン セント には黄色いラベルで SA030-M-41-06 などと貼付されていました。

3) GIGA系KNIT: 平成13年敷設。キャンパス間1Gbps、キャンパス内部局間4Gbpsで接続する超高速ネットワークで、スループット1Gbpsのファイアウォール をはじめとした15台ファイアウォールを集中運用する全国的にもセキュリティレベルの高いネットワークです。すべてのL3スイッチは冗長化されるとともに 超長寿命バッテリを搭載した無停電電源装置に接続しており、故障・停電・落雷などへの対策も万全です。また、情報コンセントに接続するすべてのL2スイッ チを雷サージ機能付き電源タップに接続することで落雷の被害を最小限に抑えています。ラベルは緑色でSG030-SH03-035 などと番号が振られています。


 ■W-3. 歯学部ネットワークの構造

1) 基礎・研究棟と病院棟のネットワークは歯学部独自のサーバを中心に構築されています。管理は歯学部ネットワーク委員会が行っています。PCには接続申請 書、ユーザーには電子メール申請書が必要になります。なお、病院のカルテ関係のネットワークは別系統になっています。

2) 講義棟は桜ヶ丘サテライト端末室(第4講義室)とオープン・ネットワーク(第1〜3講義室)からなり、学術情報基盤センターによって管理されています。利用するには同センターの発行する「利用証」と学生証などが必要です。申請方法は「G-3.利用証の申請」を参照してください。



■W-4. ネットワーク・セグメント

1) 歯学部のGIGA系ネットワークは、7つのセグメントに分かれています。それぞれのIPアドレスは下図のようになります。



2) ゲートウェイ・アドレスは、IP末尾の数字が 254です。例えば、7階なら 172.24.31.254 です。ping を打つ時(接続の確認のため)の発信先とすることができます。

3) 固定アドレスは、IP末尾の数字の 11-150 が振られています。動的アドレス(DHCP)は 151-253 となります。


■W-5. ルータの設置

1) ルータはサーバのような役目をする小型の装置(外付けHDD程度の大きさ)で、常時電源を入れて使用します。その下流にPCをつないで使用するので、分岐しやすいようにハブや(=接続ポートをたくさん持つ)、無線LANの発信装置(=アクセスポイント/トランスミッター)などと一体になっているものもあります。

2) ルータの設定がきちんとしていないとルータ上流、つまり歯学部側のセキュリティが損なわれます。歯学部サーバからはルータしか見えなくなるため、その下流のPCの運用を把握できないからです。従って、次のようなことに留意してください。
【ルータ設置の際の留意点】

1.ルータを設置するには、IPアドレス申請(固定アドレスで)とルータ設置申請書の2通 を歯学部情報ネットワーク委員会に提出 します。すでにIPアドレス申請が済んでいる場合は、ルータ設置申請書をあとからでも提出してください。

(注:ルータ設置申請書の書式は現在作成中です。歯学部情報ネットワーク委員会作業部会へお問い合わせ下さい。)

2.申請者はそのルータとその下流に接続するPCの管理の全責任を負います。また、ルータおよびその下流のPCが原因で上流のネットワークに障害が生じた場合は、ルータとそれに接続してあるPCを学内ネットワークから切り離す処置をとる場合があります。

3.ルータ下流につなぐPCは、接続申請(固定アドレスでも動的アドレスでもよい)されて承認されているものに限ります。また、これらのPCは全て学術情報基盤センター・セキュリティ対策支援室で配布しているアンチウィルスソフトが導入されている必要があります。

4.自宅や学外で使用しているPC(ノートPCなど)を接続する場合は、特に注意が必要です。ウィルスなどに感染した状態でネットに接続するとウィルスを学内に蔓延させることになり、しかも、その発生源の特定がし難くなるからです。

5.ルータとPC間の認証設定(無線LANのWEPキーなど)をきちんと設定してください。クローズドなつもりが、外から簡単に侵入できたり、接続できることになります。
3) ルータの TCP/IP 設定、接続チェック、接続PC認証の設定は、「B.ネットワーク接続」で紹介した設定方法とは異なり、下流のPCから間接的に行います。ルータに付属のマニュアルに従い、慎重に行ってください。また、不明な点が生じたら、情報ネットワーク委員会作業部会へお尋ねください。


■W-6.サーバの設置

1) 各教室(講座、分野)ごとに独自のサーバを設置したい時には、情報ネットワーク委員会作業部会へまずご相談ください。

2) 大学のネットワーク・セキュリティの観点から、「学外からもアクセスできるサーバ」と「学内専用サーバ」の2種類に分けることができ、前者の場合は制約が厳しくなります。
a)  学外からアクセスできるサーバ

Unix 系OS (Linux 含む)とし、サーバソフトには Apache、FTPソフトには ProFTPD などセキュリティの実績があって、現在も更新しているソフトを使ってください。また、学外へポートを開ける必要があり、学術基盤情報センターへ申請をする必要があります。この申請は歯学部情報ネットワーク委員会を通じて行います。

b)  学内専用サーバ

学内の接続者のみ、または講座のLAN内でのみ接続できるサーバは、特にOSやソフトに制限はありません。ただし、学内ネットワーク・セキュリティを損なう可能性がありますので、細心の注意で設定を行ってください。
3) いずれのサーバ設置にしても、次の事項を遵守していただきます。
【サーバ設置の際の留意点】

1.講座にサーバ管理者を置きます。

2.サーバの運用・管理・責任は講座が負います。

3.ネットワーク上のトラブルが発生した場合は、速やかにネットワークから切り離し、対処をした後に再接続してください。

4.歯学部情報ネットワーク委員会およびネットワーク管理者の判断で、事前の通知なしに緊急に、当該サーバをネットワークから遮断する場合もあります。

5.「ルータの設置」と同様の手続きと注意が必要です(F-7 参照)。



歯学部HPへ 表紙へもどる 次の項目へ