成長発達期小児のお口ぽかんの現状とその影響への理解増進
| 稲田 絵美 鹿児島大学病院 発達系歯科センター 小児歯科 |
| ＜学外の共同受賞者＞ |
| 齊藤 一誠 朝日大学歯学部 小児歯科学分野 教授 |
| 海原 康孝 朝日大学歯学部 小児歯科学分野 准教授 |
| 野上 有紀子 宝塚医療大学保健医療学部 准教授（朝日大学歯学部 小児歯科学分野 非常勤講師） |
| 授与団体： 文部科学省 |
| 受賞年月日： 2024年４月17日 |
概要
文部科学省では、毎年、科学技術に関する研究開発、理解増進等において顕著な成果を収めた者を、「科学技術分野の文部科学大臣表彰」として顕彰しており、その中には科学技術の理解増進に貢献した者を対象とする「理解増進部門」があります。今回は、小児の健全な口腔機能の発達を阻害するお口ぽかん（口唇閉鎖不全）に対する研究グループの取り組みが評価されました。研究グループはお口ぽかんの有病率や、お口ぽかんに関連する様々な要因を明らかにしました。また、小児の口唇閉鎖力の基準値を定義し、口唇閉鎖トレーニングの方法を開発、提案してきました。今後も子どもの口腔機能に関する病態解析や治療・訓練効果の検証を進めることで、子どもの健やかな成長発育を支援していきたいと考えています。
