当講座の守備範囲は,系統解剖学(神経解剖学を除く)と歯牙解剖学の講義および同実習である。正常な人体構造の理解無しには病的状態を知ることができず,正しい診断も治療も生まれない。解剖学の教育が医・歯学教育課程の初期に行われる所以である。講義は人体を構成する器官について順次行い,その際には器官相互の位置関係も重視し,人体構造を立体的に捉えられるように配慮している。また,臨床上の問題と関連させて学習することにより,実用の学として理解できるように心がけている。また,歯の形態についても同様である。 |
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