鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 
発生発達成育学講座 予防歯科学分野
Kagoshima University Graduate School of Medical and Dental Sciences
Department of Preventive Dentistry



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 教室紹介


 健康日本21に続いて、政府は平成19年4月に「新健康フロンティア戦略~健康国家への挑戦~」と題し、向こう10年間にわたる国民の健康寿命延伸に向けた政策方針を発表しました。予防を重視した健康づくり、家庭・地域の役割強化、有病者および障害者の支援などを基本とし、国民自らがそれぞれの立場に応じて行う健康対策について9つの項目が提示してあります。この中には歯の健康力、食の選択力、心の健康力などが含まれ、具体的な指標で進捗状況を評価することになっています。
 このように疾病にかかったら治療をする時代から病気にならないために予防をする、さらには「健康な時に、その健康を維持するためにはどうしたらよいか、積極的に健康を勝ち取ろう」という健康志向型の時代に向かって世の中は明らかに変化しつつあります。予防には「もっとも費用がかからず、逆に得られるものはとても大きい」というメリットがあります。私たち予防歯科学分野の目的は、この健康志向型の時代に積極的に貢献し、人々の健康ライフを支援することです。
 お口の健康を保っている方は全身的にも健康で運動能力が高く、活動範囲も広いことが近年の研究で証明されています。健康ライフにつながることを念頭に置いた基礎研究、臨床研究、疫学研究、地域歯科保健活動の支援など様々な活動を行うとともに、「予防」の理念をしっかりと備えた学生、研修医の育成に力を入れています。
「予防」が当たり前になる日を目指して私たちは努力して行きます。








予防歯科学分野
  教授 於保 孝彦