口腔がん(患者さん向け)
口腔がんは全がんの約1~2%とそれほど多くない悪性腫瘍ですが、人口の高齢化に伴い罹患数は増加しています。口腔がんは女性と比較して男性に多く発生し、 60歳代から増え始め、高齢になるほど罹りやすくなります。口腔がんがよく発生するのは、舌であり、 他には頬粘膜、 口底、 歯肉や口蓋にも発生します。喫煙、飲酒、口腔不衛生が危険因子と考えられています。当科では日本口腔腫瘍学会、口腔がん専門医の診断のもと、 集学的治療(手術療法、 化学放射線療法、 再建手術)を行なっています。 また日本発の最先端のがん治療である光免疫療法に関しても可能な施設であり、 口腔外科学講座として先端治療を提供できる機関になります。