外科矯正(医療従事者・学生さん向け)

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外科矯正(医療従事者・学生さん向け)

成長とともに顎の突出や陥凹、左右差などの骨格的な変形が生じ、顔貌を含めたかみ合わせに異常が生じる顎変形症は、咀嚼障害や構音障害、顎関節症などの疼痛、審美面からの心理的ストレスなど身体的、精神的に大きな影響を生じます。歯科矯正治療での改善が見込めない場合は手術による外科的矯正治療が適応となります。
当院では、多くの臨床経験と豊富な専門知識に基づき、患者さん1人1人に合った治療法を選択し、口腔外科、矯正歯科が綿密な連携を取り、チームアプローチで患者さんの治療を行っています。

おもな対象疾患

骨格性下顎前突症、骨格性上顎前突症、骨格性上下顎前突症、骨格性開咬症、骨格性非対称症、骨格性下顎後退症、骨格性上顎後退症、その他骨格的な問題に伴う咬合異常

顎変形症の治療の流れ

術前歯科矯正治療

矯正歯科医による診断、全身状態の確認、合同カンファレンス
術前検査(手術1か月前)

手術日程の決定、術前検査(血液検査、尿検査、心電図、呼吸器、X線など)、三次元模型によるシミュレーション、必要に応じて内科医の診察や自己血貯血
入院、手術

・術中矯正歯科と確認を行いながら全身麻酔下に顎骨の分割、移動、固定
・術後は術式によりICUでの管理
術後

持続吸引装置を約3日間口腔内に留置し、手術翌日からゴム牽引、術後数日より経口流動食の摂取を開始、食事をレベルアップし退院(術後約1週間)
外科矯正
術後矯正を継続し、定期的な画像検査を行い、約半年後にプレート除去を予定
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